2026年卒の奨学金利率が2.4%に急騰。あなたの利率は大丈夫?
2022年の0.369%から2026年には2.423%へ。奨学金の利率がわずか4年で約6.5倍に急騰しています。「奨学金は低金利」という常識が崩れている現状と、自分の利率の確認方法を解説します。
「奨学金って低金利だから、そんなに気にしなくていいよ」
社会人になりたての頃、先輩からそう聞いた方も多いかもしれません。確かに少し前まではそれが正しかった。
ただ今、その前提が静かに崩れています。毎月の自動引き落としを「まあ返してるからいいか」と眺めているだけだと、利率がいくらになっているかを把握しないまま数年が過ぎる。それはよくある話です。でも2026年に卒業した方は、一度確認しておく方がいいかもしれません。
4年で6.5倍になった利率
JASSO(日本学生支援機構)が公表している第二種奨学金の貸与利率(利率固定方式)の推移を見てみると、こうなっています。
| 卒業年度 | 利率固定方式 |
|---|---|
| 2022年3月卒 | 0.369% |
| 2023年3月卒 | 0.905% |
| 2024年3月卒 | 0.940% |
| 2025年3月卒 | 1.641% |
| 2026年3月卒 | 2.423% |
2022年と2026年を比べると、0.369%から2.423%へ。約6.5倍です。
住宅ローンや預金金利に関して「金利が上がってきた」という話は、最近よく目にするようになりました。奨学金もその流れの中にあり、日銀の金融政策の転換を背景に、長期金利の上昇が利率にじわじわと反映されてきた形です。
見直し方式(貸与終了時の利率を基準に、返還中おおむね5年ごとに利率が見直される方式)も、2026年3月卒では1.6%に達しています。かつては「変動の方が低くて得」と言われていた時代もありましたが、今は固定も変動も、ともに高水準になっています。
「奨学金は低金利」はもう過去の話
奨学金はカードローンや消費者金融に比べれば、当然低い。それは今でも変わりません。
ただ「低い」の基準が変わってきました。年利2.4%は、今の住宅ローンの変動金利(1%台前半が多い)より高く、一般的な車のローンと同程度の水準です。「学生時代に借りたもの」と軽く考えていた方には、少し意識が変わる数字かもしれません。
自分の利率、確認したことありますか?
奨学金の利率は、貸与終了月の利率が適用されます。申込時に選んだ利率方式(固定 or 見直し)によって、その後の利率の扱いが変わります。
自分の利率を確認するには、スカラネット・パーソナル にログインします。
JASSO公式のマイページで、奨学金の詳細情報から利率・利率方式が確認できます。「そういえば最後にログインしたのって入学のときだった」「IDもパスワードも覚えていない」という方、正直かなり多いと思います。再発行の手順は用意されているので、スマホから10〜15分あれば確認できます。
利率方式は「固定」か「見直し」の2種類があります。約8割の方が固定方式を選んでいますが、「申込み時によくわからないまま選んだ」という方も少なくないと聞きます。どちらを選んだか記憶があいまいな方も、この機会にあわせて確認しておくとよいでしょう。
利率が高い人ほど、繰り上げ返済の効果が大きい
利率が上がった分、繰り上げ返済で節約できる利息も大きくなっています。
480万円を借りて利率2.4%・20年返済の場合、通常の返済だと利息合計は約124万円。ここに毎月1万円の追加返済を加えると、利息の節約額は約36万円になります。
2022年に同じシミュレーションをすると、利率0.369%での節約効果は数万円程度。それと比べると、2026年卒が繰り上げ返済で節約できる金額は別次元です。
「返済が始まったばかりだし、まだいいか」という気持ちはよくわかります。でも、利率が高い分、早めに動くほど節約効果が出やすいのも事実です。月5,000円の追加であっても、長い目で見ると積み上がっていきます。
まず利率を確認して、「自分の場合いくら節約できるか」をシミュレーションで見てみる。それだけで、動くかどうかの判断がかなりはっきりします。確認するだけなら10分もかかりません。
※本記事の利率データはJASSOの公表値をもとにしています。利率は毎月更新されるため、最新情報はJASSO公式サイトでご確認ください。詳細はJASSOにお問い合わせください。
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本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の金融アドバイスではありません。 実際の返済計画については、JASSO公式サイトや専門家にご相談ください。 掲載情報は作成時点のものであり、制度変更等により内容が変わる場合があります。